「小学生の子育てをする上で、父親がどのように関わればよいのか。」というのは迷うところではないでしょうか。
小学校に入ると、学校での授業も始まり友達と関わる時間も増えてきます。
勉強面でも精神面でも大きく成長していくのが小学生の時期です。
そんな大切な時に、父親としてできる限りよい関わり方をしていきたいですよね。
今回は、子育てをする上で父親がすべきことについてまとめてみました。
幼児から小学生へ
幼児から小学生へ成長したことで、今までと比べて大きく変化した部分がたくさんあります。
例えば、「自立して行動することが求められるようになった」などが挙げられます。
幼稚・保育園では先生や親が近い存在であり、子どもたちは大人に指示をされながら生活することが多かったです。
しかし、小学校では常に自分で行動することが求められるようになります。
分からないことがあっても、自分で解決をしていかなければならないのです。
また幼稚・保育園に比べて、親から離れている時間も長いです。
いろんな状況について、自分で考えて動いていく必要があります。
こういった環境の中では、父親は育児をする上で「子どもに自分で考えさせる」という接し方が大切になってきます。
子どもにとって、自分で考える習慣は社会に出て生きる上で重要なものです。
また、子ども自身にとっても他の人に指示されるよりも自分で考えた方が楽しいでしょう。
父親は子どもに対し、自分で考えさせながら見守ってあげるという温かい姿勢が必要になるのです。
父親も子育ての悩みが多い
「子育てで悩むのは、母親に多い」と思いがちです。
しかし、父親でも子育てに悩んでいる人はとても多いです。
多くの母親は、何か悩みがあった時に他人に話したり相談をしたりします。
ですが父親の場合は、育児をする上で悩みがあった時に1人で抱え込んでしまいがちなのです。
他人に弱みを見せたり相談するのがかっこ悪いと感じてしまうことがあるようです。
最近は、父親が子育ての悩みを語り合うイベントなども開催されています。
多くの父親が、育児をする上で大変な思いをしていることがわかります。
父親同士で、困ったことを話すのは少ないかもしれません。
でも、想像以上にたくさんの父親が子育てに頭を抱えていることでしょう。
父親が子育てをするメリット
父親が子育てをすることで、たくさんのメリットがあります。
多くの父親は、平日などに仕事をしていることが多いと思います。
母親と比べると、どうしても子どもと接する時間も短くなってしまいますよね。
たまの休日だけ子育てに参加したところで、何か変化はあるの?と思うかもしれません。
しかし休日だけでも、父親だからこそ出せる魅力がたくさんあるのです。
たとえば、子どもを叱る場面です。
子どもが悪いことをしたときなどは注意することもあるでしょう。
母親の場合、子どもと接する機会が多いのでどうしても叱る回数が多くなりがちです。
すると子どもの方も叱られることに慣れてきます。
こういう時、普段関わることが少ない父親が怒ることで珍しさから子どもがしっかりと耳を傾けるようになるのです。
また、父親は「男」ということもあり威厳と力強さをもった叱り方ができます。
子育てをする上では、父親ならではのよさも数多くあるのです。
さらに、父親が子育てに参加することで子どもの自尊心・言語力・社会性が向上するということもわかっています。
自分が育児に参加しても意味ないかも・・・と思わずに、ぜひ自信をもって子育てに参加していきましょう。
父親だからできること
父親として子どもと向き合うことも大切ですが、母親のストレスを減らしてあげるというのも大切な役割です。
「母親のストレスを減らす」というと、とても難しいことに思えるかもしれません。
しかし子育てのグチを聞いたり、軽くねぎらいの言葉をかけるだけでもいいと思います。
そういった、簡単なことでも母親にとっては精神的に楽になります。
なにより、寄り添う姿勢が母親にとっても嬉しいでしょう。
父親が育児に参加する時間は短いですが、母親と情報交換をすることでよりよい子育てができるようになってきます。
また、子どもと一緒に遊ぶことも大切です。
「ただ、遊ぶだけで子育てになっている?」と不安に思うかもしれません。
でも、大丈夫です。子どもと遊ぶことは成長する上で重要なことです。
父親と母親では、好きな遊びが違います。
どちらかというと男性の方が冒険心が強いので、外で思いっきり遊ぶ傾向があります。
ですので、子どもにとっては父親と一緒に遊ぶこと自体が新鮮なわけです。
普段、母親とばかり遊ぶ子どもにとっては父親との遊びがとても充実したものになるでしょう。
父親だからこそできることはとても多いですね。
子育てをする上でのNG行動
子どもを育てる上で、やってはいけない行動もいくつかあります。
特に、「叱る」ときには注意が必要です。
以下の点を意識していきましょう。
細かいことばかりを指摘しない
子どもの行動に対し、あら探しばかりをして叱ると子どもに嫌われるだけになってしまいます。
時には、おおらかな心で子どもを認めてあげることも大切なことです。
「叱る」ときはなるべく短い時間にする。
子どもにとって、だらだらと叱られているだけだと苦しいだけでなく父親の信頼を失ってしまう可能性があります。注意しましょう。
暴力は振るわない
暴力は体にも心にも大きな傷を負います。
子どものためにも、絶対にやめた方がいいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
父親が子育てをする時には、どんなことをすればいいのか分からなくなったりしますよね。
育児では、父親だからこそ出せる魅力もたくさんあります。
今回の記事を参考にしつつ、前向きに子育てに取り組んでいただければと思います。